vitro jupiter

vitro jupiter

試験管に収めた木星系の天体模型
真鍮製の歯車で構成されています

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vitro jupiterとは

ガラスの試験管に収められた回転する木星系儀です
真鍮製の歯車が木星とガリレオ衛星の動きを再現します

1
試験管内に再現された
木星系
2
真鍮歯車を使用した
レトロフューチャーな外観
3
DIYキットと完成品
の2種類

vitro jupiterの概要

試験管の中に天体模型を入れて動かす構想は昔からあり、いくつかの試作品を製作しましたが思う形にならず、今まで凍結していました。

その後Moons Landscapeというクォーツムーブメントで動く火星系と土星系の天体模型を試作し展示会などで紹介している間に、木星系が欲しいという意見を多くいただいたり、価格に対するご意見やStellar Movementsのようなわかりやすい面白さが求められていることがわかりました。
Moons Landscapeは製品化に至りませんでしたが、Moons Landscapeを通して得られた知見を反映した製品がvitro jupiterです。

vitro jupiterは「小型のStellar Movements」、「安価」、「小規模投資」、「製作期間の短縮」のテーマに基づき、2021年に凍結した試験管の中に天体模型を入れて動かす構想を再構成した製品です。

開発・試作期間は5ヶ月ほどですが、2020年からの積み重ねを総合したStellar Movementsの後継と呼べる製品です。

Stellar Movementsと比較するとスケールは小さくなったもののStellar Movementsでは実現できなかった真鍮製の歯車を使用することで重厚な金属の美しさを表現することができるようになりました。
また試験管内の閉じた世界で歯車が動く様子はどこか潜水艦のようなロマンを感じます。

昔望遠鏡で木星を観察した時、木星そのものよりガリレオ衛星が鮮明に見えたことに驚いた記憶があります。
おもちゃのように見えたガリレオ衛星をそのまま取ってきて試験管に閉じ込めた。vitro jupiterはそういう風にも見えるところが良いところです。

6つの特徴

— 1. 木星系

木星を中心に衛星イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストが公転します。
また天板には各衛星の公転周期が刻印されています。

— 2. タイムスケール

day(1目盛り1日、7日で1周)、week(1目盛り1週間、4週で1周)の2つの地球時間スケールで木星系の公転の速さを表現します。

— 3. 駆動部

モータードライバーを介してギアモーターを駆動します。

— 4. スイッチ・電源

プッシュスイッチ1つでON/OFFの操作をします。
またUSB-Type Cポートから電源を取ります。

— 5. ステージ

木製の土台です。ネジで本体と接続します。

— 6. 試験管と真鍮歯車

直径30mmのガラス製試験管を使用することで、防塵と内部機構の見易さを両立させています。
今までの作品では困難だった真鍮製の歯車を全体の機構に採用することで、真鍮独自の重厚な金属の美しさを表現することができるようになりました。

仕様

サイズ Φ64 × 246 mm
重さ 約220 g
材質 真鍮、ガラス、スチール、アクリル、合板
公転周期誤差 約3%(dayスケールの1目盛りを基準)
電源ケーブル L字USB Type-C(別売)
ラインナップ 完成品、DIYキット(準備中)

DIYキット

DIYキットは
歯車や機構部品を一から組み立てて行きます

準備中

使い方と鑑賞方法

名称

箱の中に入っているもの

パッケージには以下のものが入っています。

使用前の組立て

1.本体がステージの中央に位置するよう調整しながら脚パーツa~dを組付け、aをプラスドライバーで締めます。
2.試験管および最上部のキャップを外し木星とイオを組み付けます。イオの組付けに方向はありません。その後元のように試験管を組付けてください。

使い方

1.L字USB Type-CケーブルをUSBポートに接続し、プッシュスイッチを押すと電源が入ります。もう一度プッシュスイッチを押すと電源が切れます。
2.4つのガリレオ衛星が木星を中心に公転します。day(1目盛り1日、7日で1周)、week(1目盛り1週間、4週で1周)の2つの地球時間スケールで公転の速さを確認することができます。

公転周期表

vitro jupiterの衛星公転周期はdayスケールの1目盛り(地球の1日)を基準として次の表のように設定しています。
基準となる公転周期はどの資料でもほぼ同じで、例えばガリレオ衛星を参照ください。

その他

●ケーブルの両端がType-CのUSB PDケーブルは使用できないのでご注意ください。
●作動音が気になる場合はフェルトシールを4つに切りステージ底に貼り付けてください。またラバーなどの振動を吸収するマットの上に置くとより作動音が小さくなります。
●試験管はガラス製のため衝撃を加えないようお取り扱いください。また破損した場合は怪我のないよう十分にご注意ください。

Q & A

Q. USBケーブルは同梱されますか?
A. L字USB-Type Cケーブルは別売りとなります。同時に購入すると配送箱に同梱され、追加の送料は無料となります。

Q. 時計機能のような実時間との関係はありますか?
A. 実時間との関係はなくdayスケールの1目盛りを(地球時間の1日)基準とした相対的な時間スケールとなります。

Q. DIYキットの組み立て時間はどのくらいですか?
A. 約2~3時間を見込んでいます。今後組み立て工程をDIYキットの項目に追加していきます。

Q. DIYキットはどのような工具が必要ですか?
A. ハンダごて、ハンダ、定規、鉛筆、テープ(マスキングテープやセロファンテープ)、プラス精密ドライバー(M1.6ネジ用)、プラスドライバー(M2~M4用)、ペンチ、(ニッパー)、木工用ボンド、金づち